【7月以降大きな歴史のうねりの中にある香港。なかなか遊びに行けていない中、恋しく思う街角、すぐにも飛んで行きたい場所をあれこれリストアップしています】
「太平山街」は香港島・上環エリア、荷李活道の南側にある坂道(一部階段)の小さな通りで、近年その一帯に雑貨店やギャラリー、カフェやレストランやバーがいくつもでき、たいそうお洒落な地域となっている。
その坂を上り切ったあたりの横道に見山書店(Mount Zero Books)はある。
この書店、香港では珍しい洋風二階建ての本屋さんなのだ。
黒の窓枠に白い壁という絵本に出てくるようなキュートな建物で、ある香港女性のブログによると以前はここは花屋さんだったそうだ。
店内は4,5人のお客が来たら満杯というこじんまりとした空間で、壁際に本棚が並び、中央の四角いテーブルにも本が平積みされ、さらにバッジやトートバッグやポストカードといった雑貨も並べられている。
本は古本が中心で一部新本も置かれているといった感じ。冊数は決して多くないが、台湾の出版社の本や中国の文学書もあるし、日本の作家の翻訳本もある。最初に訪れたときにはGunmaという写真集がフィーチャーされていた。ガンマ? なんと群馬の写真集だった!(著者は香港人)。
雰囲気はかわいらしい書店だが、並んでいる本を眺めるとなかなかにシブいのだ。
二階へは店の奥の急な階段を登っていく。窓から光が入ってくる居心地のよい空間で、背の低い本棚がいくつか並び、窓際には作りつけの長い机とベンチがあり、机の上には氷入りの水が入った水差しとガラスのコップも備えられている。窓際でのんびり好きなだけ読書三昧ができるのだ。すばらしい!
この魅惑的な書店が実は「日替わり店長制度」というユニークなシステムで運営されているのを知ったのは2度目に訪れたときだった。
なお、中文の店名「見山書店」は「見山是山,見山不是山,見山還是山」という禅(問答)の言葉からとられ、英文のmount zeroは下山する際の原点(出発地点)を意味する言葉らしい。オーナーのシャロンさんがつけたのだろうか。いつかシャロンさんが店長の日に行って、話をうかがってみたい。
書店では著者を招いてのトークショーも毎週のように開いている。会場となるのはお店の前。お店のすぐ脇には壁があり(UFOなどのキュートな絵が描かれている)、ちょっとした広場的空間になっているのだ。ここに椅子を並べて、青空あるいは夜空セミナーが今も開かれている。
見山書店 Mount Zero Books
太平山街6C
平日 11am--6pm
週末 12am--6:30pm
その坂を上り切ったあたりの横道に見山書店(Mount Zero Books)はある。
この書店、香港では珍しい洋風二階建ての本屋さんなのだ。
黒の窓枠に白い壁という絵本に出てくるようなキュートな建物で、ある香港女性のブログによると以前はここは花屋さんだったそうだ。
メルヘンチックな二階建ての書店。以前は花屋さんだったらしい |
本は古本が中心で一部新本も置かれているといった感じ。冊数は決して多くないが、台湾の出版社の本や中国の文学書もあるし、日本の作家の翻訳本もある。最初に訪れたときにはGunmaという写真集がフィーチャーされていた。ガンマ? なんと群馬の写真集だった!(著者は香港人)。
雰囲気はかわいらしい書店だが、並んでいる本を眺めるとなかなかにシブいのだ。
二階へは店の奥の急な階段を登っていく。窓から光が入ってくる居心地のよい空間で、背の低い本棚がいくつか並び、窓際には作りつけの長い机とベンチがあり、机の上には氷入りの水が入った水差しとガラスのコップも備えられている。窓際でのんびり好きなだけ読書三昧ができるのだ。すばらしい!
二階はミニ読書室的空間 |
壁の向こうは卜公花園 |
なお、中文の店名「見山書店」は「見山是山,見山不是山,見山還是山」という禅(問答)の言葉からとられ、英文のmount zeroは下山する際の原点(出発地点)を意味する言葉らしい。オーナーのシャロンさんがつけたのだろうか。いつかシャロンさんが店長の日に行って、話をうかがってみたい。
書店では著者を招いてのトークショーも毎週のように開いている。会場となるのはお店の前。お店のすぐ脇には壁があり(UFOなどのキュートな絵が描かれている)、ちょっとした広場的空間になっているのだ。ここに椅子を並べて、青空あるいは夜空セミナーが今も開かれている。
見山書店 Mount Zero Books
太平山街6C
平日 11am--6pm
週末 12am--6:30pm
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